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映画『折り梅』の観客100万人突破を、北の都・旭川の街から、心よりお祝い申し上げます。
五年前、前作『ユキエ』の上映で850名の松井監督のファンが出来、以来待ち焦がれていた作品でした。隣り街、滝川市で開かれた全国映画鑑賞団体連絡協議会の全国交流会の試写会で拝見して以来上映を模索。足かけ三年の月日がかかりました。旭川痴呆性老人を抱える家族の会を中心に、新婦人旭川支部水芭蕉班、旭川映画村を母体とした実行委員会の取り組みは、『ユキエ』ファンに止まらず、200名の『折り梅』実行委員会協力者が生まれ、5000枚の配券が実現するに至りました。実質二ヶ月の短い期間に、チラシが1万6000枚、ポスタ1260枚が市中に拡がり、雪国旭川の風物詩「冬まつり」で賑わう買物公園の道行く市民の目に止まりました。

上映日前日まで吹き荒れた猛吹雪が嘘のように晴れた会場の旭川公会堂前に、人の波があふれ、旭川で開催された自主上映会の歴史の中でかつてないほどの入場者を記録。一日の入場者数では過去最高の3230名となりました。試写会で来場いただいた松井監督を一日中引き回し、七社のマスコミ・インタビューを嫌な顔ひとつせず、丁寧に受けてくださったことが、この歴史的観客動員につなげるきっかけになりました。『折り梅』を見終わったお客さまが、皆さん素敵な笑顔で
「ありがとう」と声をかけてくださり、立ち見席まで出た上映会にもかかわらず、実行委員にお礼まで言って帰る姿に、作品の力の大きさを感じました。

『折り梅』上映会から早や一ヶ月。熱い上映運動の風からようやく春の陽差しが降り注ぐ旭川に、『折り梅』再上映、さらには『ユキエ』の再上映を望む声が、日が経つにつれて大きくなっています。会場を埋めつくした観客の姿を松井監督にご覧いただくことができなかった事が、唯一心残りであることを、実行委員一同感じております。今回の上映運動を一過性のイベントとして終わらせるのではなく、取り組みの記録、総括、プロセス、問題点などを分析し、次の市民運動、自主上映運動に生かしてゆくことが、松井監督への恩返しとなり、製作者側と観客側のキャッチ
ボールが次の作品につながることになると思います。

『ユキエ』『折り梅』に続く素晴らしい「作品」というボールを私たちは待っています。又、懲りずに旭川に足を運んでください。皆んな、皆んな、首を長くして待っています。

 
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