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2003/10/9
 

昨年の夏以来、全国の皆さんの熱い思いの伝え合いよって、日々観客の輪を広げて頂いている「折り梅」の上映会も、お陰さまでもう900ヶ所近くを数えます。

マスコミの宣伝の力を借りることもなく、大きな賞を獲ったわけでもない映画がお客さま自身の手によって広められながら、すでに80万人を超える人々に観られているのです。

一本の映画の、このように地道で真っ当な育ち方に、広めてくださっている人々のためにも、もっと光が当たればいいな、と思っていたところ嬉しいことがありました。


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10月9日。厚生労働省に招かれて、坂口力大臣より感謝状を頂いたのです。まずはその文面をお読みください。

『貴殿は、映像を通じて痴呆性高齢者とその家族に対する国民の理解の促進に多大な貢献をされました。

これは、今後の我が国の高齢者介護の基本理念である「高齢者の尊厳を支える」介護の推進に大きく寄与するものであります。

よってここに深く感謝の意を表します』

一語一語、噛みしめるように読み上げてくださる坂口大臣の誠実なお声を聞きながら原作者小菅もと子さんご一家のことを思い浮かべて、ジンと胸が熱くなりました。


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あの偶然のような出会いから4年後、このような大きな成果を誰が予測できたでしょう。

真っ当であることが、何故か軽んじられている時代に、真っ当に生きる一家族の姿が映画という形になって、人々の間にこんなにも広まって行くなんて・・・。

授賞式の行われた大臣室には、『折り梅』を強力にご推薦くださった丹羽元厚生大臣もかけつけてくださり、厚労省で痴呆介護政策に日夜熱心に取り組まれている方々も一同に会して、皆さんが祝福してくださいました。

この場を借りて、これまで『折り梅』の上映会を開いてくださった全国の皆様に心からの御礼を申し上げます。
そしてこれからも、もっともっと多くの人に『折り梅』を観て頂けるようお力をお貸しくださいね。

ありがとうございました。

松 井 久 子